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「蒼文~犀崎堂~」かもしれない。
敬司7
僕の前で佐倉さんが膝立ちになっている。長い黒髪のよく似合う制服姿で、首には白いリボンを巻きつけて。
しかもそれだけじゃない。
僕の股間にはチャックを下ろしてあらわになったペニスが勢いよくそそり立ち、それを伏せ目がちに見つめる佐倉さんの両手は白いリボンで後ろ手に縛られている。
……と言うか、彼女を後ろ手に縛ったのは他でもないこの僕で、彼女はこれから僕の命令に従って僕のペニスを口だけで愛撫することになるのだ。
佐倉さんの膝の下には僕のハンカチと大量のトイレットペーパーが敷かれていて、彼女のスカートがトイレの床で汚れることのないようにしてあった。
けれどトイレの個室はやはり狭く、中心には便器もあるから、必然、僕と彼女の距離はほとんど密着に近いものだ。
今にも佐倉さんの唇には僕のペニスの先が触れてしまいそうで、彼女がためらいがちにつく吐息のせいで敏感になったそれは何度も大きくしゃくれ上がった。
「佐倉さん」
「う、うん……」
僕が声をかけると佐倉さんは上目遣いに僕を見つめ、おずおずと首を進めるようにして、やはりペニスの直前で静止する。
やはりまだためらいが残っているのだろう。
いくら嫌じゃないとは言っても相手はあの真面目な佐倉さんなのだ。そうそう自分から男の性器に口をつけることなんてできないに違いない。
だけど、だからこそ僕はそんな彼女を後ろ手に縛ったのだ。
彼女の自由を完全に奪って、僕の言うことに従うしかないような状態をつくりあげて。そうすれば彼女はもう僕に逆らえない。僕の命令を受け入れる以外に道はなくなっている。
今こそ僕は憧れの佐倉さんを自分の思い通りにするのだ。とても綺麗で、とても優しくて、かわいくて、とても女の子らしい佐倉さんの口にいきり立った性器をくわえさせるのだ。
その思いは僕の胸に恐ろしいほどの欲望と、それに負けないほどの強い罪悪感を呼び起こす。
果たして本当にそんなことをして許されるのか。
あれだけ憧れた彼女に対し、僕の汚いペニスなんかをくわえさせていいのだろうか。
が、そんな罪悪感も、闇色をした彼女の瞳を見つめているだけで激しい欲望に飲み込まれてしまう。
僕は今すぐ彼女を自分のものにしたい。
彼女の綺麗な唇に膨張して真っ赤になった性器をぶちこみたい。
強烈な欲望は僕の理性と年齢相応の照れをやすやすと打ち砕き、僕の唇からは悪魔の宣告がついに発せられる。
「佐倉さん、キスして」
「えっ……」
「その、ほら、先っちょのほうでいいから、佐倉さんにキスしてほしい」
「あ……うん……わかった……」
佐倉さんが意を決し目を閉じる。
そのまま震える唇をそっと僕のものへと近づけてくる。
限界まで勃起したペニスの先からはもちろんもう透明な液体が溢れ出している。
透明な液でぬるぬるになった僕の亀頭の裏側に、佐倉さんのかわいらしいピンク色の唇が迫る。
もうすぐ彼女の唇は僕のカウパー線液でぬるぬるになる。
そう思うとまた僕のペニスは強く反り返り、その反動でついに僕の亀頭が佐倉さんの柔らかな唇にかすれることになった。
「あっ」
佐倉さんが驚いて瞼を開き、唇の動きを止めた。
彼女の唇とペニスの先端のあいだには透明な液の橋がキラキラと濡れ光り、佐倉さんが軽く息をつくとその橋はあっけなく途切れることになった。
「目を開けてしっかり目標を定めないと、ちゃんとキスできないよ」
「う、うん……」
僕の言葉に佐倉さんはためらいがちに頷いて、また軽く唇を前に突き出した。
そのとたん僕のペニスを、こそばゆいような感覚が駆け抜けた。
ついに彼女が僕の性器にキスをしたのだ。
けれどそのせいでまた僕のペニスは大きく反りかえり、佐倉さんの唇をしっかりと捕えることができない。
焦らされているような、内心に微かな苛立ちを感じた僕は、彼女に対しもっと明確な指示を与えることにした。
「斜め上から抑えるようにキスして」
「うん……こう?」
佐倉さんは素直に頷き、また僕の先端にそっと口づけた。
僕の股間で彼女の綺麗な黒髪が揺れている。こそばゆいような感覚が快感に入れ替わる。
僕の性器はまた力強く反り返ろうとしたが、今度は佐倉さんの上唇にひっかかり、じんじんとした快感だけが僕の太ももの付け根のあたりで渦を巻くことになった。
「そのまま舌を出して、その、下のほうを舐めて」
彼女の唇で与えられる快感をじっくりと噛み締めながら僕は言った。
それからほんの数瞬のあと、亀頭の下側、複雑に皮が絡み合った部分に熱いものが触れる感触がした。
「そう。そんな感じ」
僕がそう言うと、佐倉さんはぎこちない舌使いで、何度もその部分を優しく舐めてくれた。
彼女の舌先が僕のペニスを愛撫するたび、僕の下半身にはとても微妙で繊細な快感が弾けとび、僕の視界に映る彼女の黒髪が霞んで見えた。
「佐倉さん、次はちょっとくわえてみて」
我慢できなくなった僕は彼女の髪に両手を差し込んでリクエストした。
そのまま半ば強引に彼女の唇にペニスの先端を押し付ける。
後ろ手に両手を縛られた佐倉さんは、そんな僕の行為にもまったく抵抗することなんかできない。
「んっ……ぅっ……」
佐倉さんの鼻にかかった声がして、亀頭の周囲が熱くてぬるぬるとした粘膜に包まれた。
つやつやの黒髪をかきわけて彼女の口元を覗き込むと、たしかに今、僕の先端は彼女の口の中に飲み込まれていた。
「く、う……佐倉さん、もうちょっと奥まで」
僕は震えるように腰を突き出し、無抵抗な彼女の唇を深く姦した。
「んっ! ふっ……うぅぅ……」
佐倉さんの優美な眉が八の字にひそめられ、苦しげな吐息がペニスと唇の隙間から漏れ出しいる。
しまった!
そう思った僕は素早く腰を引いた。
佐倉さんの唇から唾液の雫がポタポタとこぼれ落ち、紺色のスカートに黒い染みを作った。
「ごめん。こんどはもっと、そっとするから」
彼女に再びペニスをくわえさせ、僕はそっと腰を前進させた。
まずは滑らかに尖った仮首がピンクの唇の奥に飲み込まれ、つづいて固く太いシャフトが彼女の奥のほうにまで突き刺さっていく。
ペニスの半分ほどを埋めたところで、僕は反対に腰を引き抜くように動かした。
佐倉さんの唇が熱いペニスの周囲をそっと締め上げる。ペニスの裏筋には、ぬるぬるとした彼女の舌の感触を感じることができる。
「佐倉さん、舌を使って、隅々まで舐めてみて」
とてもゆっくりとしたピストン運動をつづけながら、僕は彼女に命令した。
「んっ……んふっ……うっ……」
少し苦しそうな、それでいて切なそうな吐息を漏らし、佐倉さんが徐々に舌を動かしはじめる。
僕の強張りにチロチロとした彼女の舌の動きが伝わってくる。
佐倉さんは僕の裏筋を何度も舌先でくすぐり、雁首の周囲を優しく舐め上げる。
その動きはまだとてもぎこちないものだったけれど、僕の興奮はとっくに臨界点を超えていた。
これでもし彼女の両手が自由で、彼女がその柔らかな手で僕のペニスをしごくようにしていたら……。そんな状態なら今すぐにでも射精してしまいそうだった。
けれど今、彼女の手はリボンで縛られていて、彼女は口だけで僕のことを気持ちよくさせなければならないのだ。
僕は腰の動きをぴたりと静止させ、彼女の長い髪を指先で優しくとかしてやった。
そのままじっと彼女の舌の動きを楽しむ。
ピストン運動がなくなったので動きやすくなったのだろうか。はじめてフェラチオをする佐倉さんのぎこちない舌使いが徐々に滑らかに、徐々にエッチになっていく。
「もう少し強く。先のほうを舌全体で包み込むみたいにぐるぐると舐めてみて」
僕は思いついたままに欲望を彼女に伝えた。佐倉さんは必死な表情で僕のことを見つめながら言われたとおりに舌を使う。
少し乱れてしまった制服姿で、両手は使えないように戒められているから唇と舌だけで、首には犬みたいにリボンの首輪を巻きつけて。
「んっ、ちゅっ……んっ、んっ、ちゅく……んっ……」
彼女の短い吐息と微かな水音だけが狭い個室の中で響き渡る。
暖かでぬるぬるとして、とてもエッチな感じのする粘膜に包まれた僕のペニスは、今度こそ本当に爆発してしまいそうだった。
けれどでも、まだ少し足りない。ほんの少しの刺激が足りなかった。
「次は唇でしごくように……」
おそらく、さっきの強制ピストン運動で要領はわかっていたのだろう。僕の言葉を受けた佐倉さんは、すぐに首を軽く前後に動かしはじめた。
「んっ……んっ……ちゅっ……んっ、んっ……」
佐倉さんは勃起したペニスを唇で優しくしごきながら、舌全体を使って僕の隅々までを丁寧に舐め上げた。
彼女の頭が小さく前後するたびに長い黒髪がサラサラとなびき、僕の股間では今まで想像することもできなかったほどの熱くいやらしい快感が渦を巻く。
ペニスが熱い。佐倉さんの舌が熱い。でもその熱さはとても優しくて、ぬらぬらとして、頭の芯が痺れるほどにエッチでいやらしい。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
やがて彼女の吐息はリズミカルなものに変わり、限界を超えた僕の背筋を、光の速さで快感が駆け抜ける。
「佐倉さん、だ、だめだっ」
言葉ではそんなことを言ってはみたものの、絶頂を迎えた僕は佐倉さんのさらに奥へと震えるペニスを突き立てた。びゅくんっ!と快感がはじけた。
「んっ! ぐっ……う、うっ……!」
佐倉さんが苦しそうに呻いた。そんな彼女の咽へと僕は思いきり射精した。ペニスの底が何度も何度も熱く脈動し、脳天まで痺れるような快感を感じながら大量の精子を彼女の口内に射ち込んだ。
「あ……ん……ぁぅ……ぅ……」
やがて力を失ったペニスは、佐倉さんの唇からぬらりと抜け落ちた。
彼女のピンク色の唇が僕の精子で白いまだら模様に汚されていた。
「ん、ふぅぅ……」
佐倉さんは瞳に涙をうっすらと浮かべ、長く小さな吐息を漏らした。
そして、
「ん、く……」
彼女の喉が小さく震えた。僕の精子を飲んでくれているのだ。
「そんな……佐倉さん、大丈夫?」
「大丈夫。笹原くんの、だから」
「佐倉さん……」
僕はとても満ち足りた気分になって、彼女の髪を何度もそっと撫でた。
たぶん、彼女のフェラチオはそんなに巧みなものではなかったのだろうけれど、それでも僕は彼女のしてくれた愛撫で達してしまったのだ。
「笹原くん、私、ちゃんとできたかな?」
彼女の問いかけに僕は深く頷いた。
「よかった」
佐倉さんは嬉しそうに微笑んだ。
そう言えば今は何時なんだろう?
いい加減、大掃除に戻らないと大変なことになるかもしれない。
そうは思ってみたけれど、たった今佐倉さんに射精したはずの僕のペニスは、またゆるゆるとその鎌首をもたげてきたのだった。
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Author:犀崎大洋
ひっそりと再始動したかも。
人畜無害なエロ小説書きです。